おはようございます
今日は自由について考えてみます。
皆さん自由になりたいですか。自由になると楽しいですか・
どのような自由が楽しいですか?その答えを突き詰めたのが
次の名言です
「一人の人間が自由であるとき、それは、他の人間が自由であるときだけである」
カール・ユング
分かりやすく要約します
自分だけが自由であっても、周りの人が自由でなければ本当の自由ではないということを表しています。例えば、学校で友達と遊んでいるとき、自分だけが自分の好きなように遊んでいても、友達が楽しくないと、全員が本当に楽しめるわけではありません。つまり、周りの人が自分自身と同じように大切にされることが、本当の自由であるということです。
この名言の生まれた背景
カール・ユングが自己心理学の研究を通じて、人間の心理について深く考えた結果、生まれたものです。彼は、人間が単独で存在するわけではなく、周りの人々とのつながりが人間にとって重要であることを説いていました。また、ユングは、人間の心理が社会や文化と深く関連していると考え、個人と社会のつながりについても研究を行っていました。そのため、この名言は、ユングが人間の本質や社会的なつながりについて考える中で生まれたものとされています。
カール・ユング
彼は、1875年にスイスのクサンテン州で生まれた心理学者・精神分析家です。彼は、幼少期から哲学や神話に興味を持ち、後に医学を学んで医師となりました。やがて、フロイトの弟子として精神分析に興味を持ち、自己心理学と呼ばれる独自の心理学理論を展開しました。
ユングは、個人の心理だけでなく、社会的な問題や文化的な影響にも興味を持ち、人間の心理が社会や文化と深く関連していると考えていました。そのため、彼は、神話や宗教、民俗学などの文化的な要素を取り入れた独自の心理学理論を展開しました。
また、ユングは、第二次世界大戦前にはナチスの台頭に危機感を持ち、精神分析を通じて人間の心理に根ざした平和の実現を訴えました。戦後は、アメリカやイギリスなどで講演を行い、その影響力を世界的に広げました。彼は、心理学者・精神分析家としての業績や、人間の本質や社会的なつながりに関する思想で世界的に知られています。
有名な心理学者の一言は奥が深いですね
今日も仕事を楽しんでいきましょう!!
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